捻挫・肉離れ・打撲したときの応急処置!
RICE(ライス)処置
スポーツをしていてよく起きる捻挫・肉離れ・打撲などの急性外傷を経験したことはありませんか?
そんなとき覚えておいてほしい応急処置がRICE処置です。
Rest(安静)・Icing(冷却)・Compression(圧迫)・Elevation(挙上)の4つの処置の頭文字をとってRICE処置と呼ばれています。
怪我をした直後から処置をしてあげるか否かでその後の修復に影響を及ぼします。
自分が怪我をしたときやお子様が怪我をしたときなどにお役立てください。
Rest(安静)
怪我をした直後は痛みを伴い、患部の炎症が起きます。悪化させないように患部の安静を保ってあげることが大切です。
捻挫など関節部分を痛めたときは、タオルや手ぬぐいなどや添え木になるようなもので固定してあげることも有効です。
Icing(冷却)
怪我を起こした患部は出血を起こし、熱を持ちます。腫れや痛みが増していくのを防ぐために患部を氷や氷水で冷やします。
氷を氷嚢やビニールに入れて直接患部に当てて冷やします。その際、中の空気はできるだけ抜いてください。そうすることで氷と患部が密着しやすくなりのでしっかりと冷やすことが出来ます。1回約20分程度を目安に1日数回行います。炎症のピークを迎える3日目までは最低行うことをオススメします。
氷が無いからといって保冷剤などで冷やしてしまうと冷たすぎて凍傷になるリスクが上がってしまいますのでおやめ下さい。氷でも長時間冷やしすぎても凍傷になるリスクが上がりますのでお気をつけ下さい。
Compression(圧迫)
患部の腫れや出血を抑えるために、テーピングや包帯などを巻いて圧迫します。圧迫すればいいからといって過度に締め付けすぎると血流障害を起こすのでお気をつけ下さい。また腫れが強くなって巻いているものがきつくなり、しびれが起きてきたり末梢部分の血色が悪くなってきたらすぐに緩めるようにしましょう。
Elevation(挙上)
怪我を起こした部分は循環が悪くなり、腫れが強くなったり浮腫みが起きやすいので患部を心臓より少し高く挙げてあげます。そうしてあげることで心臓に血液が戻りやすくなるので腫れや浮腫みの軽減につながります。
腕や手の場合は高いテーブルなどに挙げて置いておいたり、脚の場合は枕やクッションを利用して高さを保ってあげるようにしましょう。
まとめ
怪我をした直後から処置をしてあげるか否かでその後の修復に影響を及ぼします。軽いからといって放置するのではなく必ず処置はしてあげるようにしましょう。
また、RICE処置はあくまでも応急処置です。処置をした後は整形外科や整骨院などで治療をしてもらうようにしましょう。