立つ・踏ん張るために『足趾(足の指)』をほぐす
足趾(足の指)の重要性
ご覧いただきありがとうございます。
今回は足の指(以下:足趾「そくし」)について少しお話したいと思います。
私たちは二足歩行ですので、両足だけが常に地面と接しています。
そして足の裏のセンサーから体重が乗っているのを感じ、自分の体重をバランスよく支えています。
(もちろんバランスをとっているのは足の裏だけではありませんが。)
そこで、足趾が使えていないと立ったときや、踏ん張ったときに足が不安定になってしまい、バランスよく立つことができなくなってしまうのです。
バランスよく立てない・踏ん張れないとなると、『足関節』『膝関節』『股関節』など、全ての関節に悪影響を出しかねないのです。
特にスポーツをされる際にはその影響が著明に出てしまいます。
足の構造
足の骨は大小合わせて28個の骨から構成されています。
その骨たちが土踏まずを形成し、足の形を保持して土台として支えてくれています。
土踏まずをを保持させるためは筋力が必要になってくるのですが、そのためにも足趾が使えて踏ん張りが効くことが大事になってきます。
土踏まずが落ちてしまって扁平足になってしまっている人は、この足趾が全然使えていないことが多いんです。
足趾を使うためにはまず環境作りから
何事にも言えることなのですが、うまく使うにはまず使える環境作りが大事です。
動かないものを無理くり使おうとしても効率が良くないですよね。
なのでまずは、足趾をほぐして動く環境作りをしていきましょう。
足趾ほぐし
○足関節を90°の状態で、手の指を足の指の間に挟み、足趾をグーして握ります。
次に、手を使って足趾を曲げ伸ばしします。
曲げ伸ばしができたら、足部を捻ってみましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
普段足趾を気にしたことなかった方は痛かったかもしれません。
ですが、繰り返し行うことで柔軟性も上がるので、痛みも出にくくなってきます。
最近では裸足で遊ぶことも少なくなり、幼い頃から機能性の良い靴を履き、靴のお陰で安定して立ったり踏ん張ったりができるようになっています。
それはそれで良いことなのですが、逆に足の機能が使われなくなり、足趾を使えない子どもたちが増えているように感じます。
その状態でスポーツを行うので、次第に足関節や膝などにスポーツ障害を発症してしまいがちです。
競技パフォーマンスを上げるために、スポーツ障害をなくすために足趾から見つめ直していきましょう。
少しでもスポーツをする身体のお役に立てることを願っております。
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