足関節を捻ったときのアイシングはこうする!!アイシングから治療は始まっている!!
足関節の捻挫を経験した人は多い
スポーツをしていると一度は経験した事がある人も多いのではないでしょうか?
『足関節捻挫』
捻挫を繰り返して癖(反復性)になっている選手もよくみかけます。
昔は『捻挫なんて怪我に入らない』という指導者の方も多く(今もちらほら、、、)いてました。
そんなことは大間違い!!
足関節捻挫をきっかけに膝・股関節・腰などに影響を及ぼすなんてことも。
そこで今回は捻挫をしたらまずほとんどの人が行うアイシング処置について、記載します。
足関節捻挫に多い『内反捻挫』
足関節捻挫に一番多いのは、足を内側に捻る『内反捻挫』です。
この場合は主に外くるぶしの靭帯を痛めるケースがほとんどです。
ですが約15%に骨折が認められるという報告もあるので、注意が必要です。
捻挫の多くの割合を占める内反捻挫の場合に行うアイシング方法について見ていきましょう。
氷を使うこと。保冷剤はNG
アイシングを行う際は必ず『氷』を使用すること。
少し手間がかかりますが、氷を使うことで、腫れた部分の炎症を効率よく抑える事ができます。
保冷剤は便利ですが、冷たすぎるので『凍傷』になるリスクが高いのでNGです。
少しめんどくさく思っても必ず氷を使いようにしましょう。
冷たければ薄いタオルなどを間に挟めば問題ありません。
アイシングの付け方のひと工夫。
アイシングは氷のうがあれば便利です。
なかったらビニール袋に氷を入れて、空気を抜いて極力密閉にて下さい。
外くるぶしに当てたらラップかバンテージのようなもので固定しましょう。
百円均一に梱包用のラップが売っているので、それで代用するのが便利でオススメです!
ここで大事なのが、写真のように
①から②の順番で8の字を描くように巻き、氷のうを押さえます。
そうすることで、外くるぶしの痛めた靭帯にストレスのかからないようにでき、
内反方向と逆の動きで足関節を固定する事ができます。
尚且つ、巻く際は足関節を90°の位置をキープして巻きましょう。
踵(カカト)はつけない。
アイシング中は安静にして行うと思うのですが、
その際、踵は台の上につけずに出しておきましょう。
地面に座っている場合は、何か足を挙げるために椅子や荷物を利用しましょう。
そして足関節は90°になるように固定しておきましょう。
踵をつけてしまうと、足の重みで靭帯が伸ばされる方向にストレスを与えてしまうので注意が必要です。
まとめ
たかがアイシング、されどアイシングです。
捻挫をして整骨院や整形外科などを受診するまで、スポーツ現場で捻挫をした直後など、
アイシングをする機会が多くあると思うので、その瞬間から治療は始まってます!
より早く患部の良い治療環境を整えるためにも、ちゃんとしたアイシング知識を知っておくのも必要ですので、ぜひ覚えておいてください。