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子どもに多い踵(かかと)の痛み〜シーバー病の予防と対処〜

 
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シーバー病とは?

シーバー病とは、成長期の子どもに多く発生します。

『骨端症(こったんしょう)』と呼ばれ、成長段階にある踵の骨にある骨端核の部分に炎症が生じて痛みを引き起こします。

成長期のスポーツ障害として、10歳前後の子どもに多くみられます。

 

原因

成長期のスポーツ障害として多く発症するのですが、踵の骨には下腿三頭筋(ふくらはぎ)と足底筋膜が付着します。

片方もしくは両方から引っ張られるストレスを受けることで踵部に炎症が生じます。

多くはオーバーユースによるものですが、そうなってしまう根本的な原因が存在します。

  • 下腿三頭筋、足底筋膜の柔軟性低下
  • 扁平足
  • 凹足(ハイアーチ)
  • 過回内足

などの身体に原因があるものから、

  • 足に合っていないシューズ
  • 硬いフィールド

などの運動している環境に問題があるものなど様々です。

 

症状

踵部の痛みが主な症状です。

  • 運動時の痛み
  • 踵を押さえると痛みが出る
  • 踵を着けて歩くと痛い

体重をかけて歩くことで、下腿三頭筋や足底筋膜が引っ張って痛みを出すので、

つま先を上げないようにしてかばって歩くようになったりもします。

 

予防・対処法

基本はストレッチを行います。

  • 下腿三頭筋のストレッチ

つま先と踵を真っ直ぐにして10秒間程度ゆっくり伸ばします。

※症状がある場合は踵に痛みが出ない程度にします。

  • 足底筋膜のマッサージと足趾の運動

ゴルフボールなどを足の裏で優しく転がしたり、ゴルフボールを掴むように指を使う練習を行います。

硬くなっている筋肉は柔らかく、使えていない筋肉は鍛えてストレスのかかりにくい身体にしていきます。

またテーピングで足部のバランスを修正することも効果的です。

 

まとめ

立っていることで踵は常に体重が乗り負担がかかります。

痛みが出るにはそれなりの原因が人それぞれ存在し、いち早く見つけて解決していくことが予防や痛みの軽減に近づきます。

子どもの身体は大人と違いまだまだ未発達です。

未発達だからこそ、これからの身体を守る意味も含めて正しいケアを続けることが必要になってきます。

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