太ももの打撲、正しい応急処置で悪化を防ぐ。
太ももの打撲
皆さん、こんにちは!
DAI sports 鍼灸整骨院です。
ご覧いただきありがとうございます。
今回はコンタクトスポーツで多い、太ももに打撲が起きたときの応急処置についてです。
サッカーやラグビー、バスケなどのコンタクトスポーツで、相手の膝が太ももに入って打撲をすることがよく起きます。
地方によっては『モモカン』『ドンコ』など色々な呼び方があるのではないでしょうか?
直後に正しいアイシング方法で応急処置をすることが非常に大切になります。
スポーツをしているお子さんがいている親御さん、部活のマネージャーさんなど、
「どうやってアイシングするんやったかな?」
という方は是非ご覧なってください。
どのように起きるのか
サッカーやラグビー、バスケなどのコンタクトスポーツで相手の膝が太ももに入り、
正式には『筋挫傷』という怪我になります。
太ももの筋肉は『大腿四頭筋』といってとても大きな筋肉4つから構成されています。
そのなかでも、
- 大腿直筋
- 中間広筋
- 外側広筋
の3つに起きやすいとされています。
相手の膝と自分の骨『大腿骨』とに挟まれて筋肉が損傷を起こします。
そういった打撲のことを『チャーリーホース』と呼んだりもします。
主な症状は?
受傷直後から
- 痛み
- 腫れ
- 膝を曲げるのが困難
が起きてきます。
もちろん程度により症状の強弱はありますが、基本的には起きてきます。
ここで初期対応を間違えるとすべての症状を悪化させてしまいます。
患部の治りが悪くなるに加えて、膝を曲げるのが困難になり治療に時間がかかってしまいます。
そういったことを防ぐために正しい応急処置を覚えておきましょう。
また、異常な腫れやしびれ・麻痺(知覚鈍麻)などが起きてきたら『コンパートメント症候群』
といって、重篤な怪我に繋がる恐れがありますので直ぐに病院に向かうようにしてください。
適切な処置ができなかったり、繰り返し損傷を受けると『骨化性筋炎』といって血腫の箇所にカルシウムが沈着し、悪化することもあるので注意が必要です。
初期に行う正しい応急処置
アイシング方法
受傷直後からしっかりとアイシングを行ってください。
○正しいアイシング方法
膝関節を曲げれるだけ曲げ込んで、太ももの筋肉を伸ばしたままアイシングを行います。
この際、ラップやバンテージで曲げた脚も一緒に固定すると良いでしょう。
●間違ったアイシング方法
曲げたら痛いからといって膝を伸ばしたままアイシングをすると、筋肉が伸ばせなくなり膝が曲がらなくなってしまいます。
血腫の抑制にもならないので、必ず膝は曲げるようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
アイシングをすること自体は非常に簡単です。
アイシングを行う時の膝の角度だけを注意してください。
最初は『曲げる』のか肝心です。
筋肉を伸張させて血腫を抑制し、筋肉が緩んだまま固まらせないようにしましょう。
あとは『圧迫』です。
アイシングを行ったあとは患部をテーピングやバンテージで圧迫してください。
応急処置として難しいことはないので、知っていればできますので是非覚えておいてくださいね!
分かりにくかった所や、ご質問・ご相談はお気軽に当院LINE公式アカウントからご連絡ください。